当園では職員の中にも小学生や幼稚園、保育園のお子様がいる者が多数おります。在宅勤務は難しい職場ですので、業務に支障がない限り、正規職員から代替職員まで特別有給休暇としてお子様の自粛に協力し、「子育てにやさしい職場づくり」をめざしています。
ズーム(Zoom)は大学の授業や会議等で利用されていることは知っていましたが、今回、特別有給休暇中の正職員にも、自宅でもって職員会議に参加してもらうために、初めて利用しました。
議題は、保護者の自粛疲れ対策についてです。4月の緊急事態宣言の発令により幼稚園型の休園・保育園型の利用自粛でもって頑張っている保護者に対し、「おうちで過ごそう・おうち時間」として、各クラスのアイディアのもと、絵本の読み聞かせ、折り紙や体操などを当園のホームページ上に発信し、お知らせしました。家庭での遊び・学びを応援し、少しでも保護者の力になりたいと考えたからです。
しかし今回、5月31日(日)まで再延期となりました。自粛疲れが心配されるところです。自分たちにできること、その強い思いを共有し、ズームを用いて遊び・学びの発信の担当を決め、「オンラインこども園」と名付けて5月12日(火)から開始することを決めました。さらに18日(月)からは通園開始の準備として、分散登園することも決めました。分散登園するクラスの担任が前日の「オンラインこども園」を担当し、翌日の分散登園への参加を呼びかけることにしました。
ズームというICTを用いた新しい試みですが、コロナ禍での保護者支援にしっかり取り組んでいきます。
(園長)